
先輩社員インタビュー
一般社員
高野 渉(わたる)
- 担当業務
- 鉄骨製品(柱、梁など)の検査・確認業務
- 勤務歴
- 1年1ヶ月

当社を選んだきっかけは何ですか?
元々物作りに関心があり、前職も鉄鋼関係の仕事に携わっていました。その経験から、素材である鉄がどのように様々な製品へと形を変えていくのか、そのプロセスに深い興味を持つようになりました。地元企業であるタカノ鐵工のことは以前から知っており、父からの紹介がきっかけで会長とお会いする機会を得ました。直接お話を伺う中で、仕事内容に大きな魅力を感じ、ぜひこの会社で物作りに携わりたい、挑戦してみたいと思い入社を決意しました。
どのような業務内容に取り組んでいますか?
主に、ビルや橋などの建設に使用される鉄骨製品(柱や梁)の検査を担当しています。図面を確認し、スケール等を用いて製品の長さや寸法を正確に測定します。また、柱や梁に取り付けられる金物が、図面通りの適切な位置に、間違いなく取り付けられているかを一つひとつ丁寧にチェックします。もし不備が見つかった場合は、溶接担当者や製造部長に速やかに報告し、修正を依頼するまでが一連の流れです。この検査工程は、最終的な建物の品質と安全性に直結するため、現場での手戻りを防ぐ重要な役割を担っており、常に責任感を持って取り組んでいます。
やりがいや入社して変わった部分は何ですか?
前職でも製品検査に携わっていましたが、扱う製品が自動車部品から建物の骨組みとなる鉄骨へと変わりました。検査という業務の基本的な進め方、例えば外観を目視で確認するといった点では共通する部分もありますが、鉄骨という、より規模の大きな構造物に関わる点で大きな違いを感じています。自分が検査した鉄骨が、やがてビルや橋といった形になり、地図に残り、多くの人々の生活を支える一部となることに、大きな責任を感じると同時に、強いやりがいも感じています。一つ一つの確認作業が建物の安全性に直結するため、日々緊張感を持ちながらも、誇りを持って業務にあたっています。
過去に経験したことが今に活きていると感じることは何かありますか?
前職での経験、特に安全に対する意識は現在の業務にも活かされていると感じます。「こうすればより安全に作業を進められるのではないか」といった視点は、常に持つように心がけています。また、製品検査という業務においては、細部まで注意深く観察し、目視で正確に確認するスキルや、作業の基本的な進め方、考え方などは共通しており、現在の仕事にも役立っています。もちろん、扱う製品が鉄骨に変わったため、使用する道具や具体的な検査方法など、新たに学ぶべきことも多くあります。現在は、先輩方に日々教わりながら、新しい知識や技術を着実に習得している最中です。
これから入社される方に向けたメッセージ
まず、物作りに興味がある方にとっては、非常に魅力的な仕事だと思います。特別な手先の器用さに自信がなくても、「何かを自分の手で作り上げ、それを未来に残していきたい」という強い気持ちがあれば、きっと活躍できるはずです。私たちが日々扱っている鉄骨は、やがて建物となり、地図に残り、多くの人々の生活の一部として、何世代にもわたって存在し続けます。
こんな風に、自分たちの仕事が具体的な形として未来へと繋がっていくことに、少しでも興味や魅力を感じる方であれば、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。責任は大きいですが、その分、他では味わえない大きな達成感とやりがいを感じられる仕事です。