
先輩社員インタビュー
製図職 主任 / 製図職
渡邊 綾 / 渡邊 由紀
- 担当業務
- 綾:CADによる加工図作成
由紀:鉄骨専用CADによる作図、設計図からの鉄骨図面展開 - 勤務歴
- 12年(鉄骨製図職歴:16年)/ 7年

当社を選んだきっかけは何ですか?
渡邊(綾)さん:
以前、別の鉄工所(北斗)で同じく製図の仕事をしていました。その時にタカノ鐵工からお声がけいただいたのが直接のきっかけです。当時はまだ三陸自動車道も全線開通しておらず、通勤距離の懸念はありましたが、お誘いを受けて入社を決めました。職務経験を活かせる環境であることにも魅力を感じました。
渡邊(由紀)さん:
東日本大震災を機に一時地元を離れて県外に住んでいましたが、家を新築したのを機にUターンしました。そのタイミングで、父と当社の専務が知り合いだったというご縁からお声がけいただきました。当初は事務職での採用かと思っていましたが、配属されたのは製図室でした。全くの未経験分野でしたが、この出会いがきっかけで製図の仕事に携わることになりました。
どのような業務内容に取り組んでいますか?
渡邊(綾):
主にCAD(コンピューター支援設計システム)を用いて、鉄骨の加工図を作成する業務を担当しています。作図そのものというよりは、設計図に基づいて、工場で鉄骨を加工・製作するための詳細な指示を図面化する作業が中心です。長年の経験を活かし、正確かつ効率的な図面作成を心がけています。建築物の骨組みとなる重要な部分ですので、責任を持って取り組んでいます。
渡邊(由紀):
鉄骨専用のCADソフト「リアルフォーティ」を使用し、設計図から実際に鉄骨を製作するための詳細な図面(鉄骨図面)を作成する業務に取り組んでいます。具体的には、設計図の情報を読み取り、柱や梁などの部材形状、寸法、接合部の詳細などをCADデータとして入力し、作図していきます。未経験からのスタートでしたが、日々スキルアップに努めています。
やりがいや入社して変わった部分は何ですか?
渡邊(綾):
やはり、自分たちが作成した図面に基づいて建てられた建築物が、実際に形として街に残っていくことに大きなやりがいを感じます。お店や施設など、携わった物件が完成した後に実際に見に行き、「この部分を担当したんだな」と実感できるのは、この仕事ならではの喜びです。一つ一つの図面に責任を持ち、多くの人が利用する建物の安全性を支えているという自負を持って仕事に取り組んでいます。
渡邊(由紀):
一つの物件(建物)の図面作成を全て終えたときに、大きな達成感を感じます。プロジェクトにはタイトなものもあれば、比較的長いスパンで進むものもありますが、最終的に全ての図面が完成し、次の工程に引き渡せた時の区切りは、やりがいにつながっています。自分が関わったものが、実際に建物という形になっていく過程を見られることも、この仕事の魅力の一つだと感じています。
過去に経験したことが今に活きていると感じることは何かありますか?
渡邊(綾):
前職での経験を含め16年間、鉄骨の製図業務に携わってきました。その中で培ってきたCADの操作技術や図面の読解力、鉄骨に関する基本的な知識は、現在の業務においても直接的に活かされています。特に、納まり(部材同士の接合部や取り合い)に関する理解は、経験を積むことで深まってきた部分であり、より精度の高い図面作成に役立っています。使用するCADソフトは変わりましたが、基本的な考え方は応用できています。
渡邊(由紀):
前職は事務職で、CADや製図に関しては全くの未経験でしたので、過去の職務経験が直接的に活きる場面は少ないです。入社当初は専門用語も分からず、皆さんが何を話しているのか理解するところからのスタートでした。しかし、パソコン操作には慣れていたので、CADソフトの習得には比較的スムーズに入れたかもしれません。知識や技術は、入社してからOJTや日々の業務を通してゼロから学んでいきました。
これから入社される方に向けたメッセージ
渡邊(綾):
未経験の方でも全く問題ありません。CADの操作や図面の知識は入社してから十分に学べます。むしろ、変な癖がついていないゼロからのスタートの方が、素直に吸収できて良いかもしれません。特別なスキルは必要なく、ある程度普通にパソコン操作などができれば大丈夫です。責任感を持って仕事に取り組める方、特に女性の方にもぜひ来ていただけたら嬉しいです。
渡邊(由紀):
私自身も未経験からスタートしたので、意欲があれば大丈夫です。入社してから覚えることはたくさんありますが、周りの先輩方が丁寧に教えてくれます。ただ、図面のチェックなど、細かい作業や同じ作業を繰り返し行うことが多い仕事です。そのため、コツコツと地道な作業が苦にならない方、丁寧に物事を進めるのが好きな方に向いていると思います。ミスのないように、一つ一つ確認しながら進めることが大切です。